HOBBY WORKS 観劇記

主に観劇した舞台の感想や考察などを主に。10/11start

THE 黒帯 〖TRUCE〗ネタバレしない編

ここではまだTHE 黒帯 TRUCE をご覧になった事がない方を沼に突き落とすにも安心して作品を知れるよう決定的なネタバレを避けつつ魅力をお伝えしようという意図のページになります。

ネタバレの範囲というのは個々人で線引きが分かれる所であり、多分に私の主観を含む事をご了承くださいませ。

 

 

 

◎イントロダクション
旗揚げにしてすでに名作!【THE 黒帯】が贈る、喜怒哀楽ジェットコースター戦場ドラマ。

——切り取られた現実、とり残された真実。

歴史的スクープを求め、念願の最前線にやってきた戦場カメラマン。
そこで繰り返される、兵士達の非日常的な日常。
普通に笑い、普通に泣き、普通に戦って、普通に死ぬ。
ファインダー越しに捉えたものは、世界の矛盾か、己の深層意識か…

───THE 黒帯ブログより

 

 


戦場ドラマ、と聞くと浮かぶのは
「ぐわー!足が、俺の足がぁあ!!」
とか
「くそっ、おいしっかしろ!衛生兵ー!衛生兵ー!!!」
みたいな激しい血みどろシーンを見所に据えているのかと思ってしまうが、この作品はそこをメインにはしていないのでご安心を。

あんまりずっとグロいのとか戦場の悲惨さを克明に描いてるのはちょっと……という方にも落ち着いて見られる作品。

 

ではこの作品の喜怒哀楽バランスを表すならどうか、と言われるとイントロダクションにもある通り「全方位ジェットコースター」
全方位と言うからには怒りも哀しみもちゃんとあって、
痛みややり切れなさも、戦場の話なので勿論ある。
でも有りがちな描写に走らず、むしろ〝全方位〟を成立させる為に絶妙なバランスでシナリオが組み上がっており、そのバランスの良さこそがこの作品の強みだと私は思う。

 

 

見所

◆俳優陣

旗揚げ公演ともなると劇団員さんもお若い。
2016年現在から遡ると9年も前の公演だ。
となるとクオリティが気になるかもしれないが、これは1000%安心して欲しい。
既にこの地点で各俳優さん達の舞台歴が長いというのもあるが、揃いも揃って猛者である。

特に橋本達也さんのファンの方は必見。
個人的には「名優橋本達也、此処に在り!」と銘打っても過言では無いと思う。余す所なく素晴らしい。

榎原さんの宛書きの的確さと、それに120%で応える橋本さんの素晴らしさが堪能できる。

また、今は退団されたTHE 黒帯旗揚げメンバーの稲田徹さん(Wikipedia https://g.co/kgs/PyEHY4 )の舞台役者としての勇姿も存分に拝める。

稲田さんが居ないとこの作品は締まらなかったと思うなあ
いや勿論どなたにも言える事だけど特に。
声優さんとしてその美声は既に誰しも耳にした事があるとは思うが、舞台役者としての稲田さんをご存知無いという方も、素敵な俳優さんが拝めると思ってお楽しみに!

 

◆衣装

THE 黒帯さんと言えば公演ごとに素敵なコスプレ状態になるというイメージがあるが、
今作は〝戦場〟という事で「武装・軍服」フェチの方は心のご準備を!

 どの程度のレベルのフェチズムかというと、私の画像フォルダがスクショでパンパンになるレベルです(わかりにくい)

あとサービスショットもあります(笑)

 

 

◆全体

この作品特に、雰囲気が作り込まれてるのでそのまま楽しめます、というか雰囲気がとても良いので堪能してください。雰囲気の先に進むと、力強いメッセージが伝わってくるので繰り返し違ったテイストで楽しめる良作です。

特に一周目と二週目の受取り方の違いが素晴らしいんだ!素直な気持ちで一周目を味わって欲しいです。

 

 ◆総まとめ

心地よく揺さぶられる感情

笑って泣ける良作

題材の重さが気にならない

入りやすい作品

THE 黒帯の粋を集めた登竜門

 

 

 

ネタバレを避けると書けるのはこの位でしょうか。
人によってネタバレの範囲は異なるので難しい所ですが、今回は「より迷ってる人の背中を押せるような」感じで書かせて頂いております。観点がミーハーなのは筆者のせい。ごめんなさい。
この記事で気になったら是非!

 

 

 


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